芸術名著『絵はすぐに上手くならない』で手段や目的について学んだ

『絵はすぐに上手くならない』は優れたデッサン・トレーニングの思考本です。

「すぐに上手くならない?」

すぐに上手くならないですよ。

タイトルどおり、よっしゃ!絵がうまくなった!!すっごい簡単に描けた!!(笑)

でなくて、なんで絵をかくのだろう、何が大切?を考える本だったんです。

 

目的や手段を考える

 

導入はこれ、最後もこれ。

絵を描くことは目的なのか、それとも手段なのかを考えること……これ、そもそもあまり考えたことなかったです。

自分なりに箇条書きしました。

目的・・・絵は人生。一日中その絵のことばかり考えている。絵にとりつかれている状態。

手段・・・絵は手段。たとえば商品や集客などで利用する。ストーリーを伝えるために絵で説明するなど。

 

目的や手段を考えることで、効果が期待できそう

 

目的は、ゲームで寝食を忘れて没頭するときに似ています。

夢中になるとなかなかやめられないような、ごはんのおかずにもなるような感じです。

絵が全てです、絵1本描いてください!なんて一球入魂のシーンでも「目的」にあたるかな。

(絵で没頭のイラスト)

対して手段は、わりきっている。

商業的に分かりやすく説明する、伝える、共感されればOK。

ほかにも、絵より文章の方が好きだからホント補足的に絵を入れるよ、とかそういうこと。

なんでもできると思ったら力の入れどころがわかりにくくなる。

目的が手段かをおもうことで、どこまで妥協すればいいか分かりやすくなる。

 

「絵が上手」には2種類ある

 

もうひとつの要素、絵の上手い下手もありました。

「絵が上手」には、2種類があるようです。

・本物で超リアル

・絵心がある

「本物で超リアル」は、細部の極限までアウトプットする。

美術大学に入る毎日3〜6時間以上を繰り返すデッサン・アートそのものの力。

(猛特訓のイラスト)

もうひとつの「絵心がある」リアルな絵でなくてもいい。

雰囲気やその空気感、感情揺さぶられるものをキャンパスにのせていく感じです。

 

描きたいから描いている

 

読みながらわたしは思いました。絵やイラストに対するコンプレックスです。

「〜描いてみた」の動画アップを見ると、すごい、うまい、くやしい、楽しそうと思っていました。

この本読みながら途中ふと、「あれ、彼らはただ単に絵を描いている、難しく考えなくていいのは?」と感じました。

そうか、描きたいから描いている……。

(描いている写真)

絵を描く、となると身構えてしまうときがありました。上手でないといけないと思っていた。

でもそんなのどうでもいいです。何度でも失敗しても、絵やイラストに情熱がのっていればそれで。

描きたいから描いている、伝えたいから描いている。と思えば十分満足。

 

本の後半で長所を見極めよう

 

ざっくりとこの本の後半は、絵描きに関する技術のことです。

全くの素人のわたしでも読みやすかったです。(用語や難しい概念少ない)

読者の長所を見極めるページもあります。アイディア力、画力、構図構成力など何が強みか分析していきます。

(レーダーチャートっぽいイラスト)

ストレンジャーの本に似ています。人によってはこっちが本編かもしれません。

企画アイディア系、具象アート系、空間デザイン系などいろいろあって、レーダーやグラフで、RPGみたいで面白いです。

 

絵の相談室もある

 

そのほかにも一歩踏み込んで、うまくなるための効果的な練習、絵の悩みなどもありました。

仲間がいる、何も悩むことないんだと思った瞬間でした。

 

まとめ

 

この本から学んだ思考法について(実際もっとあるけど)

1.目的と手段がある

2.絵が上手には2種類ある。リアルなものと絵心あるもの

 

ほっこりする絵もあるし、いろんなうまい絵がある。

ほんの少しだけ紹介しましたが、読んでみるきっかけになればさいわいです。

 

難しく考えない、超リアルな絵でなくていい。結局、描きたくて描いている。

これもまた本質に近いかも。